【産業医科大学小児科セミナー】
日 時: 令和8年4月30日(木)17:00~
場 所: 産業医科大学2号館3階 2305教室+ZOOM
担 当: 感染症グループ
演 者: 永汐孟、川村卓、多久佳祐、小川将人
演 題: 血流感染を見抜く ― 血液培養とデバイス関連感染症の診断戦略 ―
要 旨: 医療の高度化に伴い、医療関連感染症(HAI:Healthcare-Associated Infection)への対策は避けては通れない課題となっている。中でもデバイス関連感染(DAI: Device-associated Infection)は、近年当院においても発生が散見され、その診断と治療戦略に難渋する症例も少なくない。
DAIの代表格であるCLABSI/CRBSIにおいて、血液培養は診断の「黄金律」である。従来、小児でも2セット採取の重要性が説かれてきたが、実臨床での遵守率は低迷している。さらに、近年の世界的なボトル供給不足を受け、これまでの『回数を重ねて本数を確保する』文化から、検査の必要性を厳選し、かつ1回の穿刺で十分な量を確保するエビデンスに基づいた『量と質の最適化』への転換が求められている。
血液培養の基礎と採取戦略をはじめ、CLABSI/CRBSIにおけるバイオフィルム形成を背景としたデバイスの「抜き時」の判断、ハブ消毒やロック療法、CAUTIやVAPにおける過剰診療を防ぐための鑑別診断などについて最適なアプローチを考えていく。
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産業医科大学小児科学講座
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