1月セミナーのお知らせ

【産業医科大学小児科セミナー】

 

日時:令和3121日(木)1900

場所:産業医科大学2号館22201教室

講師:産業医科大学病院 小児外科診療科長 江角 元史郎 先生

テーマ:小児外科医が考えた進化と栄養

 

要旨:医師として臨床に携わっていると、疑問に思うことが少なくない。なぜ三大栄養素はこの三つなのか?、なぜNPC/N比を保たないといけないのか?、なぜ糖質制限が話題になるのか?、なぜサルコペニアが予後不良因子になるのか?、なぜDHAが体に良いのか?、なぜ必須アミノ酸は合成されないのか?なぜ先天性疾患の発生割合は一定なのか?これらの疑問(問題)は、ヒトゲノムが解析されて久しい現代、そしてプロテオームなどのオミクス解析が進んだ現代においても簡単には回答されていないと思われる。この理由として、これらは現在の生物を詳細に解析するだけでは回答できない問題だからではないかと考えた。今回、コロナ禍で生じた時間を利用して、栄養と進化について勉強し、これらの疑問(問題)について自分なりの解釈を得たので報告したい。

 

1月クリニカルカンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】

 

日時:令和3118日(月)1900

場所:産業医科大学2号館22208教室

担当:血液凝固・膠原病グループ

演者:緒方愛実、伊藤琢磨

テーマ:紛らわしい皮疹 ~膠原病を疑うポイント~

 

要旨:小児診療において、皮疹は頻繁に出会う主訴であり、時に難解である。多くはウイルス性発疹症であり、加えて川崎病やIgA血管炎などの非感染性疾患による皮疹もしばしば経験する。一方で、小児リウマチ膠原病は日常診療では出会うことが少ない疾患群である。そして膠原病診療においても皮疹が重要であることは論を俟たない。すなわち、日常診療のなかで非典型的な皮疹、あるいは一見典型的に見える皮疹がいつもと違う経過をたどる、などの場合に膠原病というキーワードが頭をもたげてくると言えよう。今回は、ウイルス性発疹症と診断されていた若年性皮膚筋炎の一例を提示し、一般小児診療において膠原病を疑うポイントを概説する。

 

12月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科カンファレンス】

 

日 時 : 令和2年12月14日(月)19時~

場 所 : 産業医科大学2号館2階2208教室

演 者 : 浅井 完

テーマ : 一年間の国内留学を終えて(九州大学小児科 血液・腫瘍)

要 旨 : 202010月から1年間、九州大学 小児科に国内留学をさせていただきました。

九州大学は九州で唯一の「小児がん拠点病院」で、九州はもちろん、中四国からも難治小児がんの患者様が多く紹介されます。

私も血液・腫瘍グループで、多種多様な疾患、CAR-T細胞療法を含む様々な治療を経験させていただきました。また、小児がんの診療科の垣根を超えた集学的治療や、多職種連携による緩和ケア体制などが非常に充実しており、勉強になりました。

これらの国内留学での経験をご報告させていただくとともに、何を産業医科大学でも取り入れることができるか考察します。

 

11月セミナーのお知らせ

【産業医科大学小児科セミナー】

日 時: 令和2年11月26日(木)18:00

場 所: 産業医科大学2号館2 2208教室

演者1: 波呂 薫

テーマ:小児呼吸器検体における細菌叢解析 -クローンライブラリー法と次世代シークエンス解析の比較-

要 旨: 近年、クローンライブラリー解析や次世代型DNAシークエンス解析などの16S ribosomal RNA遺伝子を用いた細菌叢解析が広く行われるようになってきました。これらの分子生物学的手法は,原理や特徴がそれぞれ異なるため、研究の目的や対象に応じて,適した手法を選択することが重要です。私が大学院在学中に行った研究のうち、小児の鼻汁検体における細菌叢解析に関する研究を紹介しながら、これらの分子生物学的手法の特徴について解説したいと思います。

 

演者2: 田中 健太郎

テーマ:社会人大学院生活、国際学会発表の経験

要 旨:20174月から4年間、産業医科大学第1生理学に委託の形で大学院生として基礎研究を行ってきた。第1生理学は、主に視床下部や下垂体での神経内分泌反応を研究している。他科からの大学院生も多く在籍しており、日々研究に取り組んでいる。大学院生として研究する一方で、主にNICUで臨床を継続した。社会人大学院生活についてよかった点、苦慮した点なども述べる。また、大学院での研究成果の発表として、3年次にイギリスでの国際学会発表を経験させていただいた。基礎研究を通して学び感じたこと、および研究成果について報告する。

 

11月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科カンファレンス】

 

日 時 : 令和2年11月9日(月)19時~

場 所 : 産業医科大学2号館2階2208教室

担 当 : 内分泌・代謝グループ

演 者 : 島本太郎、桑村真美、川越倫子、山本幸代

テーマ : O脚,X脚を契機に診断されるビタミン D 欠乏性くる病-リスク因子の検討―

要 旨 : ビタミンD欠乏症はO脚やX脚、歩容異常を契機に診断される「くる病」とテ

タニー症状を起こす「低カルシウム血症」に分けられます。近年のビタミンD欠乏症

は、日本を含めた先進国で再び増加傾向にあり、原因は母体ビタミンD不足、完全母乳

栄養、偏食、日焼け止め使用などがあります。複数の要因が重なっていることが多

く、アレルギーがないのに予防のため食品制限する場合、適切な代替食品の指導が行

われていない場合、乳児期に適切な離乳食を伴わない母乳栄養の遷延、幼児への自然

食志向や菜食主義など、養育過誤が背景にある場合も増加しています。この増加を背

景に、小児内分泌学会からは診断の手引き、さらに国際的コンセンサスも発表され、

診断や鑑別に必要な血清25水酸化ビタミンDやFGF23の測定も保険収載されており、

適切に診断を行う環境も整ってきています。

今回は、O脚、X脚を契機に診断されたビタミンD欠乏性くる病の症例を提示し、ビ

タミンD欠乏のリスク因子とくる病を予防する方法について解説したいと思います。

10月セミナーのお知らせ

【産業医科大学小児科セミナー】

 

日 時 : 令和2年10月22日(木)18時~

場 所 : 産業医科大学2号館2階2208教室

担 当 : 神経グループ

演 者 : 石井雅宏、柴原淳平、五十嵐亮太、岡田都、福田智文

テーマ : 発達検査・知能検査

要 旨 : 小児の発達を診たり、発達障害や知的障害の診断を付ける際に発達検査や知能検査の理解や習熟は不可欠です。今回は発達検査・知能検査をセミナーのテーマにしました。小児科医がベッドサイドで行うことが多い、遠城寺式発達検査およびPARS-TRの実際について柴原医師・五十嵐医師に解説していただきます。また、オーダーすることは多いが詳細に触れることが少ない田中ビネーやWISCについて、その実際や解釈の注意点を当院臨床心理士である岡田都先生からお話いただきます。最後にこれらの検査はどのような場面で威力を発揮するのかを福田医師が解説します。

10月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科カンファレンス】

日 時:令和2年10月19日(月)19:00~

場 所:産業医科大学2号館 2208教室

テーマ:令和2年度産業医科大学小児科掲載症例論文報告会

 

Highest impact factor article

 

1. Igarashi R, et al.

A pediatric case of gingival swelling and chilblains as previously unrecognized manifestations of chronic nonbacterial osteomyelitis.

J Clin Rheumatol 2020, in press.

 

 

Candidates of most impressive article of professor

 

  1. 渡邉俊介ら.

新生児期の先天性表皮水疱症の疼痛管理に経口オピオイドが有効であった1例.

日新生児成育医会誌 2020; 32: 144-148.

 

 

2.神田里湖ら.

特異的顔貌が目立たず心室中隔欠損症と血小板減少からJacobsen症候群と診断された1例.

日産婦新生児血会誌 2020, in press.

 

 

3.平川 潤ら.

免疫性血小板減少症合併母体から出生し血小板減少が遷延した早産児の1例.

日産婦新生児血会誌 2020, in press.

9月セミナーのお知らせ

【産業医科大学小児科セミナー】

日 時:令和2年9月24日(木)18:00~

場 所:産業医科大学2号館 2208教室

テーマ:令和元、2年度産業医科大学小児科掲載原著論文報告会

 

Highest impact factor article

 

1.Suga S, et al.

A survey on the implementation status of selected infection control strategies in neonatal intensive care units in Japan.

J Hosp Infect 2020; 104: 200-206.

 

 

Candidates of most impressive article of professor

 

1. Goto M et al.

The effect of environmental factors in childcare facilities and individual lifestyle on obesity among Japanese preschool children; a multivariate multilevel analysis.

Medicine (Baltimore). 2019; 98: e17490.

 

 

2.Shirayama R, et al.

Perioperative safty and haematostatic efficacy of a new bypassing agent pd-FVIIa/FX (Byclot) in haemophilia patients with high-responding type inhibitors.

Blood Coagul Fibrinolysis 2019; 30 :385-392.

 

 

3.Shimizu D, et al.

The evaluation of the appropriate gentamicin use for preterm infants.

Eur J Clin Microbiol Infect Dis 2019; 38: 2365-2369.

 

 

  1. Kawase M, et al.

The changes of the epidemiology and clinical characteristics of rotavirus gastroenteritis-associated convulsion after the introduction of rotavirus vaccine.

J Infect Chemother 2020; 26: 206-210.

 

 

  1. 山本幸代ら.

学校検尿での尿糖強陽性緊急受診システムの現状.

日本小児科学会雑誌.2020; 124: 1022-1027.

 

 

  1. 守田弘美ら.

当科での小児がん患者に対する終末期在宅医療の取り組み.

日小児血がん会誌 2020, in press.

 

 

  1. 白山理恵ら.

血友病保因者女性への医療ケア-保因者診断・健診と周産期管理.

日小血会誌 2019; 56: 275-281.

 

 

8.清水大輔ら.

インクルーシブ教育実現に向けた医療的ケアを要する先天性心疾患児の就園状況.

日児誌. 2020: 124: 1127-1133.

 

 

9.柴原淳平ら.

小児のけいれん重積に対するラピッドカーと救急車のドッキングシステムの効果.

日小児救急医会誌 2020; 19: 33-38.

第10回八幡地区病院小児科合同カンファレンスのお知らせ

下記のように、第10回八幡地区病院小児科合同カンファレンスを開催いたしますので、ご案内申し上げます。

今回は現地とZoomを使ったWeb配信のハイブリッドで開催することにしております。Zoomでご参加ご希望の方は、URLメールをお送りいたしますので、j-syoni@mbox.med.uoeh-u.ac.jpの方にご連絡くださいますよう、お願い申しあげます。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

【第10回八幡地区病院小児科合同カンファレンス】

日 時 : 令和2年9月14日(月)19時~

場 所 : 産業医科大学2号館2階2208教室

テーマ : 不明熱へのアプローチ

演 者 : 産業医科大学小児科学教授 楠原 浩一

要 旨 : 不明熱の診断は、小児科医のファイトをかきたてるchallengingな課題である。自己炎症性疾患の登場によって、不明熱を従来と同様の概念である「遷延性」と「反復性」に分けてとらえる必要が生じている。小児の遷延性不明熱症例を解析した報告では、診断において、丁寧に病歴を聴取し、漏れのない全身診察と的を絞った注意深い局所診察を繰り返して行うことの重要性が強調されている。本講演では、不明熱を診断する上で有用な、あるいは注意すべき症状、身体所見、臨床検査を中心に、遷延性および反復性それぞれの不明熱へのアプローチについて、自験例も交えながら概説する。

***********************

産業医科大学小児科学教室

〒807-8555 福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1

Tel:093-691-7254 Fax:093-691-9338

e-mail:j-syoni@mbox.med.uoeh-u.ac.jp

***********************

産業医科大学小児科カンファレンスとセミナーの中止のお知らせ(4・5月分)

関 係 各 位

 

4月、5月に予定しておりました産業医科大学小児科カンファレンスとセミナーは、

新型コロナウイルス対策のため、すべて中止とさせていただくことになりました。

ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

 

***********************

産業医科大学小児科学教室

〒807-8555 福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1

Tel:093-691-7254 Fax:093-691-9338

e-mail:j-syoni@mbox.med.uoeh-u.ac.jp

***********************