12月クリニカル・カンファレンスのお知らせ

 下記のように、産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンスを開催いたしますので、ご案内申し上げます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。                  

                                                      

                 

 

日時:平成25年11月25日(月)19:00~

場所:産業医科大学図書館2階 2201教室

担当:神経グループ 福田智文 石井雅弘 下野昌幸

 

 適切な抗てんかん薬3剤以上でコントロール出来ないてんかんを難治性てんかんと呼ぶ。この様な症例では、正常覚醒睡眠脳波のパターンが消失し知的退行や性格変化が起こり、治療も難渋する。今回我々は、ミオクロニー脱力てんかん発作/Lennox-Gastaut症候群の中間的なてんかん症候群と思われる難治性てんかんに対してケトン食療法を用い、発作が消失し、脳波ほぼ正常化した1男児例を経験した。ケトン食療法を行うためには、医師・栄養士・患者家族がケトン食に精通する必要があり、その敷居の高さから敬遠されることがある。しかし、難治性てんかん患者に対する高い有効性が報告されており、重要な選択肢の1つとして考慮されるべきである。