5月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日 時 : 令和元年5月13日(月)19:00~
場 所 : 産業医科大学2号館2階 2208教室
担 当 : 神経グループ
演 者 : 柴原淳平、石井雅宏、福田智文、五十嵐亮太
テーマ: けいれん重積型二相性脳症

要 旨 : 小児急性脳症は決して数は多くありませんが、遭遇した場合に限られた時間の中で疾患の鑑別や複数の治療を取捨選択して始めることが求められます。
急性脳症の中でも頻度が多く、臨床経過が特徴的なけいれん重積型二相性脳症の症例を提示し、2016年に出されたガイドラインに沿って検査、治療、予後等について解説し、あわせて近年の知見についても紹介する予定です。

4月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成31年4月25日(木)18時~
場 所 : 産業医科大学2号館 2階 2208教室
演 者 : 保科 隆之
テーマ: 英語論文の書き方講座 ‒自力で論文を作成するために重要なこと‒

要 旨 : 医師として最も重要なことは、疾患を有している患者さんの診療を行い、もとの生活に戻すことであるとは言うまでもありません。ただその診療は、先人達が多くのエビデンスを構築し、それを記録(論文)として後世に残しているから行えるのです。疾患の診療に疑問を持ち、それを解決することで新しい知見が得られ、それを論文として残す作業は医師としてとても重要なのです。しかも、論文は日本人だけに伝える邦文よりも世界中の人たちに伝える英文の方が影響は大きくなります。日本人は母国語である日本語ではなく英語の論文を書くことが苦手ですが、作成し終わったときの達成感はより大きいと思います。
今回は、小児科専門医試験を受験するためにも必須となった論文の中でも英語論文を作成するために重要なポイントを演者の経験からお話しいたします。多くの若い医師が診療で疑問に思ったことを臨床・基礎面を問わずアプローチすることで新たな知見を得て、指導医からの最低限の指導によって英語論文を数多く発表することを願っています。