日 時 : 令和元年7月8日(月)19:00~
場 所 : 産業医科大学2号館2階 2208教室
担 当 : 感染症・免疫グループ
演 者 : 小川 将人、保科 隆之
テーマ: 日常診療で最もよく遭遇する免疫異常である“低ガンマグロブリン血症”の見つけ方、原因検索および治療の仕方
要 旨 : IgG低値を中心とする低ガンマグロブリン血症は、日常診療で最もよく遭遇する免疫異常の一つである。易感染性のスクリーニング検査として血清免疫グロブリンを測定するが、どのような感染症を繰り返した場合に測定すべきかを知ることはとても重要である。また、IgG値が正常であっても、IgG分画の異常を認めることもあるため注意が必要である。さらに低ガンマグロブリン血症を認めた場合は、その原因を精査する必要がある。
本カンファレンスでは、低ガンマグロブリン血症を疑うべき症例の選別や低ガンマグロブリン血症を認めた症例の原因検索の仕方について、実際に経験した症例を挙げながら概説する。