【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日 時 : 令和5年7月10日(月)19:00~
場 所 : 産業医科大学2号館 2階 2208教室
担 当 : アレルギーグループ
演 者 : 村川沙織、神田里湖、川村卓、田中健太郎
テーマ: 食物経口負荷試験の重要性と当科での実施状況
要 旨 : 食物経口負荷試験(Oral Food Challenge: OFC)は、アレルギーが確定しているか、もしくは疑われる食品を摂取させ、誘発症状の有無を確認する検査である。近年の食物アレルギー診療では、不安だからという理由での延々とした原因食物の完全除去ではなく、症状なく食べられる範囲の量と種類を摂取する、必要最小限の除去が推奨されている。
OFCは、食物アレルギー診療の診断、管理において重要な検査であるが、実施している施設が不足している現状がある。当院では2021年よりアレルギー外来を開設し、食物経口負荷試験が実施できる仕組みを作った。本発表では現在の食物アレルギー診療におけるOFCの重要性、リスク、当院での実施状況、実際の症例などを提示する。
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産業医科大学小児科学教室
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