11月クリニカルカンファレンスのお知らせ

下記のように、産業医科大学小児科クリニカルカンファレンスを開催いたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時:平成25年11月25日(月)19:00

場所:産業医科大学図書館2階 2201教室

「急性腹症のあれこれ」

北九州市立八幡病院 小児救急センター  長嶺伸治 松島卓哉 市川光太郎

 腹痛は小児の日常診療でよくみる症状のひとつである。そのほとんどはウイルス性胃腸炎などの軽症疾患によるものであるが、なかには絞扼性イレウスのような緊急に外科的治療が必要な疾患も含まれている。しかしながら救急現場における小児の腹痛は、病初期であるために症状が典型的でなく、自らの訴えも乏しいなどの理由から、診断がつかないことも多く、その治療方針について我々をしばしば悩ませる。

 今回はそのような腹痛を主訴に来院した小児患者を複数紹介する。その診断に至るまでの経緯を皆さんと共有することで、明日からの診療の一助になれば幸いである。