10月セミナーのお知らせ

日 時: 令和3年10月28日(木)18時~

場 所: 産業医科大学2号館 2階 2208教室

担 当: 神経グループ

演 者: 石井雅宏、五十嵐亮太、柴原淳平、福田智文

テーマ: これだけは知っておいてほしい!筋ジストロフィー

要 旨: 筋ジストロフィーとは骨格筋の壊死 ・再生を主病変とする遺伝性筋疾患の総称です。筋ジストロフィーの中には多数の疾患が含まれますが、いずれも筋肉の機能に不可欠なタンパク質の設計図となる遺伝子に変異 が生じたためにおきる病気です。治療としてはエビデンスがある治療が少なく、対症療法がメインでした。しかし、2020年5月よりデュシェンヌ型筋ジストロフィーの治療薬であるビルトラルセン(ビルテプソ®)が販売され状況は、脊髄性筋萎縮症と同様に大きく変わりました。今回のセミナーでは4人の演者が筋ジスの病態や診断、薬剤の効果と投与の実際、筋ジストロフィーと他の筋原性疾患との鑑別診断について概説いたします。

 

10月クリニカルカンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】

 

日 時:令和3年10月18日(月)19:00~

場 所:産業医科大学2号館 2208教室

テーマ:令和3年度産業医科大学小児科掲載症例報告論文報告会

 

Highest impact factor article

 

1Takahashi H, et al.

Multiple nodules in the kidney and spleen presenting as the initial manifestation of Crohn disease.

Inflamm Bowel Dis 2021; 27: e91-e92.

 

 

Candidates of most impressive article of professor

 

1.Shigeta H, et al.

Successful daptomycin therapy for a premature neonate with left-sided infective endocarditis caused by Staphylococcus epidermidis.

Pediatr Neonatol 2021; 62: 456-457.

 

2.Takeda Y, et al.

A pediatric case of Kawasaki disease occurring during the treatment of pneumococcal meningitis.

Pediatr Neonatol 2021; 62: 565-566.

 

3.Saimiya M, et al.

Efficacy of oral tolvaptan for severe edema and hyponatremia in a patient with refractory nephrotic syndrome.

CEN Case Rep 2021, in press.

 

4.Kanda R, et al.

Valganciclovir therapy for a neonate with congenital cytomegalovirus pneumonitis.

Pediatr Int 2021, in press.

 

5.押田 康一ら.

免疫抑制療法終了から10年後にインヒビターが再出現した後天性血友病A.

臨床血液 2021; 62: 186-189.

 

9月セミナーのお知らせ

日 時:令和3年9月30日(木)18:00~

場 所:産業医科大学2号館 2208教室

テーマ:令和2、3年度産業医科大学小児科掲載原著論文報告会

 

Highest impact factor article

 

1.Haro K, et al.

Bacterial composition of nasal discharge in children based on highly accurate 16S rRNA gene sequencing analysis.

Sci Rep 2020; 10: 20193.

 

 

Candidates of most impressive article of professor

1.Kawamura M, et al.

The optimal duration of antimicrobial therapy for lower respiratory tract infection in patients with neuromuscular disorders based on a clone library analysis of the bacterial 16S rRNA gene sequence.

Int J Infect Dis 2020; 100: 396-401.

 

2.Watanabe S, et al.

The recent characteristics of influenza-related hospitalization in Japanese children.

Eur J Clin Microbiol Infect Dis 2021; 40: 2011-2015.

 

3.Ishii M, et al.

Measurement of the estradiol concentration in cerebrospinal fluid from infants and its correlation with serum estradiol and exosomal MicroRNA-126-5p.

Biol Pharm Bull 2020; 43: 1966-1968.

 

4.Hoshina T, et al.

Trends in voluntary vaccination coverage in a Japanese city.

Pediatr Int 2021, in press.

 

5.山本幸代ら.

学校健診での成長曲線活用の現状.

日児誌 2021、in press.

 

第12回八幡地区病院小児科合同カンファレンスのご案内

日 時  : 令和3年9月13日(月)19時~

場 所  : 産業医科大学2号館2階2208教室

テーマ : COVID-19流行の間接的影響を受けた事例

 

症例提示

  1. SARS-CoV-2に強い恐怖を訴えた不登校のある7歳女児

済生会総合病院小児科 白山 理恵 先生

 

  1. NO吸入療法中患児の付添者がCOVID-19発症した事例の対応について

JCHO九州病院小児科 杉谷 雄一郎 先生

 

  1. 新型コロナ流行前後における思春期心身症患者数の変化について

北九州市立八幡病院小児科 大武 瑞樹 先生

 

  1. 新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施された長期休校が児童生徒の体格へ及ぼした影響

産業医科大学小児科 桑村 真美 先生

7月クリニカルカンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】

 

日 時 : 令和3年7月12日(月)19:00

場 所 : 産業医科大学2号館 2 2208教室

担 当 : 感染・免疫グループ

演 者 : 保科 隆之、多久 佳祐、緒方 愛実

テーマ: 忘れがちだけど意外に発⽣が多い寄⽣⾍症 肺吸⾍症症例を経験して寄生虫感染症

要 旨 : 寄生虫症は不衛生な環境において発症する頻度が高いと考えがちであるが、衛生環境の良い日本においても、まだまだ忘れてはいけない感染症の一つである。実際、アニサキスによる集団食中毒の発生件数は、毎年、国内の集団食中毒発生件数の上位であり、保育園などでの疥癬の集団発生も少なくない。さらに、重篤な感染症を引き起こすものの、鑑別上位に挙がらないため、診断に難渋することもある。

 今回のカンファレンスでは、原因不明の両側膿胸の精査加療目的に入院し、肺吸虫症と診断された症例を経験したことをきっかけとして、寄生虫症の現況、診断のポイントなどを概説する。

 

7月セミナーのお知らせ

【産業医科大学小児科セミナー】

 

日 時 : 令和378日(木)1800

場 所 : 産業医科大学2号館 2 2208教室

担 当 : 血液グループ

演 者 : 浅井完、中島健太郎、守田弘美、本田裕子

テーマ: 「当科における妊孕性温存の試み」 ここまで進んだ生殖医療!

要 旨 : 近年、悪性腫瘍に対する治療成績は向上し、がん経験者が増えつつあります。しかしその一方、抗がん剤や放射線治療により妊孕能を喪失する若者が存在することが問題となっています。そのため、厚生労働省は「小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業」を新たに開始し、妊孕性温存療法の研究を促進しています。その対象者にはがん患者のみならず、再生不良性貧血や膠原病の患者も含まれます。しかし実際の臨床現場では、その適応や実施にあたるまでに様々な障壁が存在します。このセミナーでは、当科で妊孕性温存を試みた症例を提示し、問題点や課題、今後の展望について概説します。

 妊孕性温存は小児がん治療医のみならず、今後小児科医にとって必須の知識になります。現状と問題点について皆さんと知識を共有し、議論できればと思います。

 

6月セミナーのお知らせ

【産業医科大学小児科セミナー】

日 時 : 令和3年6月24日(木)1800

場 所 : 産業医科大学2号館 2 2208教室

担 当 : 内分泌・代謝グループ

演 者 : 島本太郎、多久 葵、齋藤玲子

テーマ: これだけはおさえておきたい!糖代謝異常

     ~1型糖尿病について、低血糖の鑑別について~

要 旨 : 1921年にカナダ人の研究者チームによりインスリンが発見され、1型糖尿病の予後は劇的に改善した。1型糖尿病に対する治療は現在もインスリン療法のみであるが、新たなインスリン製剤の開発に伴い、以前のインスリン固定打ちから、カーボカウントを用いたインスリン療法が主流となり、また近年様々なデバイスも登場し、治療がより複雑化している。

インスリン発見100周年であるこの機会に、ガイドラインに基づいた初発時の糖尿病性ケトアシドーシスの対応、その後の1型糖尿病の治療や管理について、おさえておくべき最新の情報を解説する。また、あわせて糖代謝異常として特に外来で遭遇する機会の多い低血糖の鑑別についても本セミナーで簡単に概説をする。

 

6月クリニカルカンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】

日 時 : 令和3年6月14日(月)19:00

場 所 : 産業医科大学2号館 2 2208教室

担 当 : 新生児グループ

演 者 : 荒木 俊介

テーマ: 治療可能となったNICUで診療する骨系統疾患Update

要 旨 : 近年、いくつかの骨系統疾患においては分子レベルでの病態の解明が進み、疾患特異的な治療が開発されている。低ホスファターゼ症は血清アルカリホスファターゼ値の低下と骨石灰化障害を特徴とする疾患であるが、酵素補充薬の導入により従来は早期に死亡していた重症例の救命が可能となった。また、X連鎖性低リン血症性くる病は、線維芽細胞成長因子23(FGF23)の過剰産生が病態の基盤となるが、2019年に他のくる病と鑑別するためのFGF23測定が保険適用となり、さらに新規治療薬としてFGF23抗体が導入された。頻度の高い軟骨無形成症については2019年に日本小児内分泌学会から「軟骨無形成症診療ガイドライン」が発表され、治療法として成長ホルモン、四肢延長術が記載されているが、全く新しい治療法としてCNPアナログの臨床試験が進行中である。

 今回のカンファレンスではこれまでNICUで診療した骨系統疾患を提示するとともに、最近歯科との連携により診断した歯限局型の低ホスファターゼ症の症例についても解説する。

5月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日 時 : 令和3年5月10日(月)19:00~
場 所 : 産業医科大学2号館2階 2208教室
担 当 : 神経グループ
演 者 : 柴原淳平、福田智文、石井雅宏
テーマ: 抗N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体抗体脳炎

要 旨 :抗NMDA受容体抗体脳炎は2007年に提唱され、当初は卵巣奇形腫を有する若年女性に好発する稀な自己免疫性脳炎と考えられていた。しかしその後、発症頻度は比較的高い疾患であること、男女を問わずあらゆる年齢層で発症し得ること、小児でも稀ではないことが明らかになってきている。急性脳炎に遭遇した際、①鑑別として感染性脳炎以外に自己免疫性脳炎も挙がること、②腫瘍合併例では腫瘍切除が有効なため腫瘍検索が重要であることを知っておく必要がある。

今回のクリニカルカンファレンスでは、卵巣奇形種合併抗NMDA受容体抗体脳炎の一例を紹介し、疾患概念、臨床症状、治療戦略について解説する。