4月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成31年4月25日(木)18時~
場 所 : 産業医科大学2号館 2階 2208教室
演 者 : 保科 隆之
テーマ: 英語論文の書き方講座 ‒自力で論文を作成するために重要なこと‒

要 旨 : 医師として最も重要なことは、疾患を有している患者さんの診療を行い、もとの生活に戻すことであるとは言うまでもありません。ただその診療は、先人達が多くのエビデンスを構築し、それを記録(論文)として後世に残しているから行えるのです。疾患の診療に疑問を持ち、それを解決することで新しい知見が得られ、それを論文として残す作業は医師としてとても重要なのです。しかも、論文は日本人だけに伝える邦文よりも世界中の人たちに伝える英文の方が影響は大きくなります。日本人は母国語である日本語ではなく英語の論文を書くことが苦手ですが、作成し終わったときの達成感はより大きいと思います。
今回は、小児科専門医試験を受験するためにも必須となった論文の中でも英語論文を作成するために重要なポイントを演者の経験からお話しいたします。多くの若い医師が診療で疑問に思ったことを臨床・基礎面を問わずアプローチすることで新たな知見を得て、指導医からの最低限の指導によって英語論文を数多く発表することを願っています。

3月セミナーのお知らせ

日 時: 平成30年3月22日(木)19時~
場 所: 産業医科大学2号館 2階 2208教室
演 者: 地域医療機能推進機構 九州病院 小児科医長 宗内 淳 先生

テーマ:「その心電図本当に大丈夫? ー遺伝性不整脈の基礎と臨床ー」

要 旨:心電図を見たら何か分からないけど期外収縮みたい!これ大丈夫なのかなぁ?専

門医にすぐに相談した方がいいのかなぁ?と悩んだ経験はありませんか。致死的不整脈

を見逃さないように正しく専門医受診をすすめるための心電図レッスン!1枚の12誘導心

電図波形から一つ一つの心筋細胞で刻々と息づく精緻な電気活動を想起できるように、

豊富な症例から一つ一つを丁寧に解説します。

2月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成31年2月28日(木)18:00~
場 所 : 産業医科大学2号館2階 2208教室
演 者 : 産業医科大学病院 総合周産期母子医療センター 菅秀太郎、市川俊、荒木俊介 産業医科大学 眼科 松下五佳

テーマ: 未熟児網膜症 up to date

要 旨: 未熟児網膜症(retinopathy of prematurity: ROP)は網膜血管の未熟性を基盤として発症する疾患である。周産期医療の進歩、ハイリスク新生児管理の向上により未熟性の高い児が救命されるようになった結果、重症のROPが増加している。近年、光凝固術のみでは病勢が抑えられない重症ROPに対して抗VEGF抗体(ベバシズマブ)を用いた治療が行われ、その有効性が報告されてきたが、中長期的な安全性についてはまだ明らかとなっていない。
当院は重症ROPに対する外科的治療が可能な施設として、西日本各地のNICUから10年間で約70例の転院を受け入れてきた。今回のセミナーでは最近のROPの話題に加え当院でのこれまでのROPに対する治療成績について概説する。
・ 未熟児網膜症の診断と治療
・ 未熟児網膜症の重症化と栄養・発育背景との関係「周産期母子医療センターネットワーク10年まとめ事業から
・ 未熟児網膜症に対するベバシズマブ療法と予後

第8回八幡地区病院小児科合同カンファレンスのお知らせ

日 時  : 平成 31年3月4日(月)19時~
場 所  : 産業医科大学2号館2208教室
テーマ : 胸痛を主訴に受診した症例の鑑別疾患は?

症例提示
1. プロテインC欠損症の治療中に胸痛を来した1例
産業医科大学小児科 押田 康一 先生

2. 胸痛を主訴に当院を受診した患者の臨床的特徴、教訓的症例
北九州市立八幡病院小児科 落合 健太 先生

3. 2〜3時間毎に胸痛と呼吸苦が出現した8歳女児例
JCHO九州病院小児科 松岡 良平 先生

2月カンファレンスのお知らせ

日 時:平成31年2月18日(月)19:00~
場 所:産業医科大学2号館2階 2208教室
担 当:腎臓グループ
演 者:斉宮真理、森下高弘
テーマ:腎尿細管機能異常症の3例

要 旨:今回我々は、小児腎尿細管機能異常症の3例を提示する。腎尿細管機能異常症は、希少疾患が多いことや、腎尿細管障害の程度により多様な症状を呈するため、病態を即時に把握することに苦慮することが多い。症例を通して腎尿細管機能異常症のとらえ方について議論したい。

1月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日 時:平成31年1月21日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当:血液凝固・膠原病グループ
演 者:押田康一、伊藤琢磨
テーマ:血友病の治療戦略 ~新規薬剤:ヘムライブラの使用経験を踏まえて~

要 旨:血友病治療の原則は血液凝固第Ⅷ因子および第Ⅸ因子の定期補充療法であり、血友病性関節症の発症が抑制され、QOL 向上に大きく貢献している。一方、製剤の頻回経静脈投与と血管アクセスの問題、製剤投与により発現するインヒビターが血友病医療の重大な課題である。近年半減期延長型製剤を中心とした新規製剤の開発が続いているが、一方で新規コンセプトの血友病治療製剤も開発されており、その発展は目覚ましいものである。理想的な血友病の止血治療製剤の条件は、①長時間作用すること、②投与法が簡単であること、③インヒビターが発現しないこと、④インヒビター保有例にも有効であることであるが、これらの条件を満たした新規薬剤が当科でも治験を行っていたEmicizumab(ヘムライブラ)である。2018年5月からヘムライブラが一般処方され、血友病治療はさらなる飛躍を遂げている。今回のCCでは当科でヘムライブラを導入した血友病症例を提示しながら、血友病医療の取り巻く現在の問題点と治療のパラダイムシフトが起きようとしている新規治療法の展開について概説する。

1月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成31年1月17日(木)19:00~
場 所 : 産業医科大学2号館2階 2201教室
演 者 : 小児外科 診療科長 山内 健 先生
テーマ: 小児外科common diseaseの最近の治療について

要 旨: 小児外科の代表的な疾患は外鼡径ヘルニアであるが、実際に小児外科外来を受
診する患児には手術を要しない疾患も多い。これらを含めた小児外科のcommon disease
について最近の治療の状況と当科での治療方針を示す。具体的には、①臍ヘルニアに
おけるスポンジ圧迫療法、②肛門周囲膿瘍における漢方治療、③便秘と裂肛、見張りい
ぼの関係、④外鼡径ヘルニアの治療時期と術式、⑤小児の急性虫垂炎の治療等につい
て具体的なデータを示しながら解説したい。

12月カンファレンスのお知らせ

【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日 時:平成30年12月17日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館3階 2302教室
担 当:神経グループ
演 者:柴原淳平、石井雅宏、福田智文、五十嵐亮太
テーマ:進行性ミオクローヌスてんかん(PME)

要 旨:進行性ミオクローヌスてんかん(PME)はミオクローヌス、てんかん発作、進行性神経症状をきたす疾患の総称です。原疾患には治療可能な疾患の含まれ、また遺伝性疾患でもあり迅速な診断が求められます。小児神経疾患の成書では必ず言及されており、非常に有名な病態です。しかし今回提示2例は診断まで数年を要しております。この2症例から、診断の問題点や鑑別疾患について紹介する予定です。

11月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成30年11月29日(木)18:00~
場 所 : 産業医科大学図書館2階 2208教室
演 者 : 石井 雅宏

テーマ: 「二年間の産業医生活を振り返って 
      ~臨床・研究・産業医全部してみました~」

要 旨:
産業医科大学は目的大学であり、卒業生全員が一定期間、産業医として従事し、産業医学に貢献することは当然です。しかしながら、臨床医学を専門とする者にとってこの期間に臨床力を維持することも必要です。さらに、この時期は基礎医学に触れ、研究マインドを深めれる時期でもあります。
 このように誠に悩ましい時期を自分なりに両立し、健診センターで健診業務や嘱託産業医を行いながら、研究を進め、学位を取得し、臨床面でもてんかん専門医取得しました。この経験が今後の皆様の選択の一助になれば幸いです。

11月カンファのお知らせ

日 時:平成30年11月19日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当:内分泌・代謝グループ
演 者:池上朋未、桑村真美、齋藤冷子、山本幸代
テーマ:高度高TG血症を呈する高カイロミクロン血症の診断と治療の実際

要 旨:著明な高中性脂肪(TG)血症を呈する原発性高カイロミクロン(CM)血症は、急性膵炎の原因となる重要な疾患で、生涯に渡る脂質制限が必要になるため、適切な診断と治療が重要である。また小児期に発症する高(CM)血症のほとんどは原発性で、原因としてリポ蛋白リパーゼ(LPL)や、その補因子アポリポ蛋白C-Ⅱ(ApoC2)の欠損などが重要である。最近ではGPIHBP1やLMF1,apoAⅤなどの新たな原因遺伝子が次々と同定され注目されている。今回のCCでは、急性膵炎を合併し高TG血症が明らかとなった原発性高CM血症の小児例2例を提示し、その原因と治療について考察を含め報告する。
また、最近話題になっている高TG血症と動脈硬化の関連についても最新の知見を紹介する。