PEARSプロバイダーコース開催のお知らせ

このたび産業医科大学小児科では日本ACLS協会 天神トレーニングラボのご協力でPEARSプロバイダーコースを開催いたします。

PEARSは病院内外での小児の緊急事態に対する救命処置、特に小児の病態の評価を中心とした医療従事者を対象とした1日間のコースです。 目の前の乳児、小児に対する救命のための初期評価を的確にできるようになる事を目的とするコースです。医師はもちろんの事、乳児、小児に最初に接する可能性のある看護師、救急隊員等すべての医療従事者に必須で治療を起動するファーストレスポンダーのためのコースと言えます。

http://www.acls.jp/archive/course/course_detail.php

コースの種類 PSプロバイダーコース(G2015)
開催日時 2018年02月03日 10:00 ~ 2018年02月03日 18:00
主催トレーニングサイト 天神トレーニングサイト
開催場所 産業医科大学病院 病院3階 大会議室
福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1-1
受講料 18,100 円

新生児蘇生法(NCPR)講習会

このたび産業医科大学病院総合周産期母子医療センターでは新生児蘇生法(NCPR)の専門コース(Aコース)及びスキルアップコース(Sコース)を下記のように開催することになりましたのでご案内させて頂きます。
宗像水光会総合病院のご協力により、昨年に引き続き宗像地区での2回目の開催となります。

日時:2018年2月24日(土)
Aコース:13時00分〜18時00分 (12時30分から受付開始)
(アップデートのみの方は13時20分~14時30分予定)
Sコース:14時30分~17時30分 (14時00分から受付開始)

会場:宗像水光会総合病院(水光会総合リハフィットネスセンター)
詳細及びお申し込みは下記のファイルをご参照ください。
NCPR募集要項第27回

Facebook page https://www.facebook.com/uoeh.perinatal/

連絡先:小児科 荒木俊介 arashun@med.uoeh-u.ac.jp

 

 

12月クリニカルカンファレンスのお知らせ

日 時  : 平成 29年 12月 11日(月)19時~
場 所  : 産業医科大学2号館 2階 2208教室
担 当  : 神経グループ
演 者  : 五十嵐亮太、福田智文、下野昌幸

テーマ: Myelin oligodendrocyte glycoprotein(MOG)
陽性視神経罹患後に末梢神経障害を起こした1男児例

要 旨: 症例は14歳男児。10歳時に抗MOG抗体陽性の視神経炎を発症し、ステロイドパ
ルス療法・血漿交換を施行され改善した。半年間でステロイド投与は漸減終了し、再発は
なく、抗MOG抗体価は陰性となっていた。X年Y月下旬頃(詳細不明)から徐々に走るのが
遅くなり、床から立ち上がるのに手の支えが必要となった。先行感染は認めなかった。症
状の改善なく持続するため、Y+1月12日に当科外来を受診した。受診時の診察では大腿
屈筋群および腸腰筋のMMTが4/4であり、歩行は可能だが座位から立位になるのに介助
が必要だった。両下肢の深部腱反射の減弱を認めた。右上下肢に手袋靴下型の軽度の
感覚障害を認めた。EBV、CMV、マイコプラズマ感染は抗体価から否定された。髄液検査
で蛋白細胞解離を認め、頭部~脊髄MRI検査では馬尾神経に増強効果を認めた。抗糖
脂質抗体と抗MOG抗体価は提出中である。
急性多発性末梢神経疾患として最も多く経験する疾患の一つはGuillain-Barré症候群で
あるが、先行感染の違いからAIDP、AMAN、AMSANの疾患概念に分けられる。各病態と
電気生理学的特徴を解説し、また多発性末梢神経障害を起こす原因や鑑別を再考する。

11月セミナーのお知らせ

日 時: 平成29年11月30日(木)18:00~
場 所: 産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当: 新生児グループ
演 者: 荒木俊介
テーマ:NICUにおけるfamily-centered careと新生児の痛みのケア
要 旨: 新生児医療では後遺症なき生存を目指し,呼吸や循環管理などの集中治療の質を高めることが重要視されてきた。しかし、近年では入院中の親子分離から生じる愛着形成不全や退院後の育児における困難感を軽減することを目的として、家族をケアチームの一員とするfamily-centered careが各施設で取り入れられている。今回のセミナーではNICUにおけるfamily-centered careの概念と2014年に発表された“NICUに入院している新生児の痛みのケアのガイドライン”及び当院NICUで行っている育児支援の取り組みについて紹介する。

11月クリニカルカンファレンスのお知らせ

日 時: 平成29年11月13日(月)19:00~
場 所: 産業医科大学本館2号館2階 2201教室
担 当: 内分泌グループ
演 者: 浅井 完、齋藤玲子、川越倫子、山本幸代、河田泰定

テーマ:甲状腺機能低下から発見された脳腫瘍の15歳男児例

要 旨: 小児期の脳腫瘍は、成長障害、尿崩症、思春期早発症など、内分泌異常を契機に
診断される場合も多い。その中で、甲状腺機能低下を契機に発見される症例の報告は少な
い。また、後天性甲状腺機能低下症は、倦怠感、食欲低下など症状が非特異的であり、
特に中枢性の場合は甲状腺腫がないため、診断が難しい場合も多い。
中枢性甲状腺機能低下症の診断が契機となり、鞍上部腫瘍が発見された15歳男児例を
提示し、中枢性甲状腺機能低下症の概説、内分泌異常を契機に診断される脳腫瘍につい
て考察する。

10月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成29年10月26日(木)18:00~
場 所 : 産業医科大学本館2号館2階 2208教室
担 当 : 産業医科大学小児科 血液腫瘍グループ
テーマ:  「頚部リンパ節腫脹」
演 者 : 守田弘美、本田裕子

要 旨 :
“頚部リンパ節腫脹”は通常の外来診療でよく経験する症状のひとつであるが、その原因は細菌などの直接浸潤、感染症に対する反応性腫大、リンパ腫をはじめとする腫瘍性病変など多岐にわたる。診断を確定するためにはリンパ節生検が必須であるが、生検は侵襲を伴う検査で、乳幼児では全身麻酔が必要なことから、その適応は厳密に考慮しなければならない。
今回のセミナーでは、当院で生検した症例を提示し、その結果を踏まえ、適切な初期対応について検討したい。

第5回八幡地区病院小児科合同カンファレンスのご案内

日 時  : 平成 29年 9月 4日(月)19時~
場 所  : 産業医科大学2号館 4階 2401教室

Meets the experts in Yahata region

講演1 日常診療に潜む小児がん -診断のピットフォール-
産業医科大学小児科 本田 裕子 先生

講演2 被災地で見る、医療の原点
JCHO九州病院小児科 米田 哲 先生

チューリップの会(NICU卒業生の会)開催のお知らせ

第3回&4回チューリップの会開催のおしらせ

皆さんお元気にお過ごしでしょうか。

今年度もチューリップの会を開催致します。

同じ経験を持つ家族同士がお話することで悩みや喜びを共有できる機会に

なればと思います。お気軽にご参加ください。

開催日:

第3回 2017年9月30日(土曜日)

第4回 2018年3月17日(土曜日)

場 所:産業医科大学病院3階カンファレンス室(順路は提示しております。)

時 間:午前10時~12時

対 象:NICUを卒業したお子様とご家族、ご兄弟姉妹

参加費:無料

※ 参加希望の方は下記メールアドレスへご連絡頂ければ幸いです。

当日参加も可能です。

問い合わせ先:産業医科大学NICU(お問い合わせはメールでお願いします)

メールアドレス:nicu@mbox.clnc.uoeh-u.ac.jp

【会場のご案内】

当日お車で来られる場合は、病院の有料駐車場をご利用ください

(5時間まで200円以降30分毎100円)。

 

新生児蘇生法(NCPR)講習会開催のお知らせ

産業医科大学病院総合周産期母子医療センターでは、北九州市産婦人科医会と共催で新生児蘇生法(NCPR)の専門コース(Aコース)及びスキルアップコース(Sコース)を9月16日に開催することになりました。
新しい2015年版ガイドラインへの改正ではアルゴリズムの変更とともに、A・Bコース修了認定者に向けた継続学習支援の一環として、「スキルアップコース(Sコース)」 が公認講習会として新しく始まっております。

http://www.ncpr.jp/guideline_update/2015session.html

Sコースは、A・Bコースを受講後、修了認定をされた方が受講できるコースで、 蘇生技術の質の維持を目的としたNCPRの復習コースとなります。また、新規に認定を受ける方は認定期間がこれまでの5年から3年と短縮され、A・Bコースの認定を更新するためにはSコースが必修となります。新生児蘇生の技術の向上及び維持のため、ぜひこの機会にご参加いただければ幸いです。
詳細及び申し込みは下記のファイルをご使用ください。

NCPR募集要項第26回

産業医科大学病院総合周産期母子医療センター

荒木俊介

Facebook page https://www.facebook.com/uoeh.perinatal/

7月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成29年7月13日(木)18:00~
場 所 : 産業医科大学本館2号館2階 2208教室
担 当 : 産業医科大学小児科 神経グループ
テーマ: 「古くて新しい病気:熱性けいれんガイドラインを振り返って」
演 者 : 五十嵐亮太 : 熱性けいれんとはなぜ起こるのか
福田   智文  : 繰り返し因子とてんかん因子という考え
下野   昌幸  :  熱性けいれんプラスという概念

要 旨 : 熱性けいれん診療ガイドライン2015では熱性けいれんの定義を、「無熱性の発作あるいはてんかんの既往のある児は除外される」としています。熱性けいれんは純粋に発熱に伴ったけいれん閾値の低下、発熱に伴ったてんかん発作なのか、現在もはっきり区別出来ません。熱性けいれんの原因では、年齢に依存する興奮性・抑制性神経系のバランスやイオンチャネルの変異によるけいれん閾値の低下など宿主側の要因の関与が指摘されています。熱性けいれん遺伝子(FEB1~10)変異の報告がありますが、多くは大家系で連鎖解析して明らかにされたものです。また時に発熱にけいれんが先行することからサイトカインの関連が指摘されており、神経刺激作用を有するIL-1βの関与が近年報告されています。熱性けいれんの再発率は30%程度であり、3回以上起こす確率は10%程度であるためルーチンにジアゼパム坐薬による予防を行う必要はないとされています。
熱性けいれんを繰り返すと問題が起こるのかについて、熱性けいれん診療ガイドラインには記載はありません。ただし、単回の熱性けいれんと比べ、再発する熱性けいれんは言語発達遅滞のリスクとなるとする報告があります。熱性けいれんでも発作型に関しては、非けいれん性の発作(脱力、一点凝視、眼球上転のみなどの発作)が一部にみられることに注意する必要があります。再発予測因子とてんかん発症関連因子をもつ児への対応法の違いは、発熱時のジアゼパム適応基準です。再発予測因子とてんかん発症関連因子の何れの項目もジアゼパム適応基準に含まれます。再発予測因子をもつ患児とてんかん発症関連因子をもつ児への対応法の違いは明らかではありません。
この様な中、1997年に熱性けいれんプラスという概念が提案され、今やてんかん症候群の一つを形成しています。2番染色体上に存在するSCN1A遺伝子異常で多くが発生し、Dravet症候群と同一遺伝子です。各個人での対応が必要な現状を報告し、救急の対応の一助になればと考えています。