第7回八幡地区病院小児科合同カンファレンスのご案内

日 時  : 平成 30年 9月 10日(月)19時~
場 所  : 産業医科大学2号館2208教室
テーマ : 緊急の初期対応を要しつつ速やかな確定診断が求められた症例の検討

症例提示
1. 黄疸を主訴に紹介受診し、凝固系異常を認めたことから胆道閉鎖症を疑ったが、
拡張した胆管を認めた乳児例
産業医科大学小児科 川村 卓 先生

2. 外泊中に鼻出血が止まらず治療方針の決定のため速やかな病態の把握が求められた
SLEの8歳女児例
産業医科大学小児科 押田 康一 先生
済生会八幡総合病院小児科 佐藤 哲司 先生

3. 異物による窒息で搬送され、呼吸障害が遷延した一例
JCHO九州病院小児科 足立 俊一 先生

7月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成30年7月12日(木)18:00~
場 所 : 産業医科大学図書館3階 2301教室
担 当 : 神経グループ
演 者 : 福田智文、石井雅宏、五十嵐亮太
テーマ: 脊髄性筋萎縮症の最新知見
要 旨 : 脊髄性筋萎縮症は、脊髄および下位脳幹における進行性の運動ニューロンの脱落を特徴とする疾患であり、重症で進行性の筋萎縮や筋無力を引き起こします。最も重篤なタイプの乳児型は最終的に麻痺状態となり、気管切開を行い人工呼吸管理なしでは長期生存は望めず、診断しても治療法のない神経難病の一つでした。しかし、2017年8月より脊髄性筋委縮症の治療薬であるヌシネルセンナトリウム(スピンラザ®)が販売され、状況は大きく変わりました。今回のセミナーでは3人の演者が脊髄性筋萎縮症の病態や診断、ヌシネルセンナトリウムの効果と投与の実際、脊髄性筋萎縮症を含むフロッピーインファントの鑑別診断について概説いたします。

7月クリニカルカンファレンスのお知らせ

日 時:平成30年7月2日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当:感染・免疫グループ
演 者:川瀬 真弓、保科 隆之
テーマ:気管支拡張症の児を発見した場合に鑑別すべき疾患は?

要 旨:気管支拡張症は、何らかの原因で気管支が非可逆的に拡張してしまう呼吸器疾患である。小児期から気管支拡張症を呈することは比較的まれであり、発見した場合は、その原因を精査することが重要である。代表的な疾患としては嚢胞性線維症が挙げられるが、日本人での頻度は極めて低いため、通常の外来診療で巡り合うことはほとんどない。むしろ、原発性免疫不全や線毛機能異常が、気管支拡張症の発見を契機に診断されることの方が多いかもしれない。
本カンファレンスでは、発表者が診療を担当した嚢胞性線維症症例の診断までの経過を通じて、同疾患を疑うべきポイントを紹介する。また、その他の気管支拡張症の原因とそれを疑うべきポイントについても概説する。

6月セミナーのお知らせ

日 時: 平成30年6月28日(木)18時~
場 所: 産業医科大学図書館 2階 2208教室
担 当: 内分泌・代謝グループ
演 者: 島本太郎、桑村真美、齋藤玲子、久保和泰、川越倫子、山本幸代

テーマ: 急性副腎不全の診断と対応

要 旨: 急性副腎不全(副腎クリーゼ)は、急激な糖質コルチコイド欠乏により生じる致死的病
態で、内分泌性クリーゼの代表的疾患である。副腎不全を有する患者が、感染症などを契機
に発症する場合もあるが、副腎クリーゼを契機に慢性副腎不全が診断され場合もあり、救急
初診対応が必要となる病態である。しかし症状・所見が非特異的である場合も多く、救急対応
において診断に難渋する場合も少なくない。今回のセミナーでは、副腎クリーゼを契機に診断
されたアジソン病の症例、感染症を契機に副腎クリーゼを発症した頭蓋咽頭腫術後の下垂体
機能低下症の症例を紹介する。急性副腎不全の診断、治療について概説し、予防のための
対応について考察する。

6月クリニカルカンファレンスのお知らせ

日 時:平成30年6月11日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当:新生児グループ
演 者:菅 秀太郎(小児科)、森 博士(産婦人科)
テーマ:当院で出生した臍帯動脈血pH7.0未満の症例における周産期背景及び児の経過と予後

要 旨:新生児低酸素性虚血性脳症(Neonatal Hypoxic-ischemic Encephalopathy: HIE)の発生率は出生数1000人に対して0.5-2人と決して高くない。しかし、脳性麻痺やてんかん、知的障害などの神経学的後遺症を高率に残すため、周産期医療における重要な課題であり続けている。出生時の臍帯動脈血pH7.0未満は新生児低体温療法登録事業の新生児低体温療法適応基準Aに含まれる項目であり、胎内での低酸素状態を反映する重要な指標の一つである。今回のクリニカルカンファレンスでは過去4年間の当院で分娩に至った出生時臍帯動脈血液ガス分析でpH7.0未満であった15症例を振り返る。周産期背景を産婦人科(MFICU)
側から、児の経過と予後を小児科(NICU)側から発表し、よりよい周産期管理を目指した議論の場にしたい。併せて、HIEの最新の話題についても紹介する。

 

5月クリニカルカンファレンスのお知らせ

4月セミナーのお知らせ

日 時: 平成30年4月26日(木)18時~
場 所: 産業医科大学図書館 2階 2208教室
担 当: 感染・免疫グループ
演 者: 保科 隆之

テーマ:予防接種対象疾患の最近の動向~百日咳の全数把握疾患への変更を中心に~

要 旨:日本で接種できるワクチンの種類や日本の予防接種制度は、最近10年ほどで他の先進国に近づき、小児における感染性疾患の疫学が劇的に変化してきている。一方で、以前は小児が罹患者の大半を占めていた感染症の中で、成人の患者数が小児のそれよりも優勢となった疾患もある。本セミナーでは、小児のワクチン接種率増加によって、小児の罹患者が減少した感染症の現在の問題点やその対策について、百日咳を中心に複数の疾患を例に挙げて概説する。

3月セミナーのお知らせ

日 時: 平成30年3月22日(木)19時~
場 所: 産業医科大学図書館 2階 2208教室
演 者: 地域医療機能推進機構 九州病院 小児科医長 宗内 淳 先生

テーマ:「その心電図本当に大丈夫? ー遺伝性不整脈の基礎と臨床ー」

要 旨:心電図を見たら何か分からないけど期外収縮みたい!これ大丈夫なのかなぁ?専門医にすぐに相談した方がいいのかなぁ?と悩んだ経験はありませんか。致死的不整脈を見逃さないように正しく専門医受診をすすめるための心電図レッスン!1枚の12誘導心電図波形から一つ一つの心筋細胞で刻々と息づく精緻な電気活動を想起できるように、豊富な症例から一つ一つを丁寧に解説します。

 

第6回八幡地区病院小児科合同カンファレンスのお知らせ

 日 時  : 平成 30年 3月 12日(月)19時~
場 所  : 産業医科大学2号館2201教室
テーマ 不明熱症例の診断を推理し、その診断プロセスを学ぼう!!
症例提示
1. 発熱、腹痛を主訴に来院し、腹部エコーで胆嚢壁肥厚を認めた5歳男児
  産業医科大学小児科 白山 理恵 先生
2. 発熱、歯肉腫脹を認め、HSV抗体価が陰性だった8歳男児
  産業医科大学小児科 五十嵐 亮太 先生
3. 発熱と排尿困難を主訴に来院した14歳女児
  北九州市立八幡病院小児救急センター 杉 海秀 先生

2月セミナーのお知らせ

日 時: 平成30年2月22日(木)18時~
場 所: 産業医科大学図書館 2階 2208教室
演 者: 齋藤 玲子

テーマ:大学院4年間の基礎研究を通して学んだこと

要 旨:2014年4月から4年間、産業医科大学第1生理学教室で大学院生として基礎研究を行ってきた。第1生理学は、主に視床下部や下垂体の基礎研究を行っており、小児科以外にも様々な科の大学院生が在籍し、日々研究に取り組んでいる。基礎研究を通して、全く違う視点から病態の概念を考える機会を得る事ができ、臨床だけでは経験することができなかった多くの事を学ぶことができた4年間であった。大学院での研究成果だけではなく、日々の大学院生活について、また産業医、出産育児と大学院生活との両立について4年間の経験をもとに報告する。