【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日 時 : 令和3年12月13日(月)19:00~
場 所 : 産業医科大学2号館 2階 2208教室
演者1: 渡邉 俊介
テーマ: 神奈川県立こども医療センターNICUに国内留学をして
〜早産児の循環管理を中心に〜
要 旨 : 極低出生体重児の長期予後には在胎週数や慢性肺疾患、脳室内出血が負の
要因として関与している。日本の周産期医療は世界トップクラスの治療成績である
が、国内でも早産児の管理は施設間で異なっており、治療成績にも違いがある。神奈
川県立こども医療センターNICUは、超音波検査を用いた早産児の循環管理の先駆けで
あり、きめ細かい管理により脳室内出血や肺出血などの合併症が少ない施設である。
神奈川県立こども医療センターNICUで行われている早産児の循環管理を中心に、私が
経験した1年間を紹介する。今回の経験を通して、今後当院での診療に還元していき
たい。
演者2: 重田 英臣
テーマ: 福岡市立こども病院での研修報告
~いろんな科をみて回って学んできて~
要 旨 : 2020年10月から2021年9月までの1年間、福岡市立こども病院の専攻医
として研修をする機会をいただきました。福岡市立こども病院には、小児科の各領域
のエキスパートが集まっています。3か月ごとに病棟をローテートすることで様々な
科をまわり、幅広い分野の症例を経験することができました。また、専攻医に対する
教育も盛んであり、ランチセミナーやカンファレンスなどを定期的に開催していま
す。後期修練医として、福岡市立こども病院での1年間について報告したいと思いま
す。