日 時:平成26年11月17日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2201教室
担 当:北九州市立八幡病院 小児救急センター 苔口知樹 福田信也 松島卓哉 市川光太郎
テーマ:第1印象が不良であった2例
要 旨:小児救急患者のほとんどは軽症であり、重症な患者の割合は少ない。しかしながら多数の軽症患者の中に重症患者は紛れ込んでおり、小児患者は訴えも乏しいことから、重症患者を見抜く小児科医の専門性が必要とされる。 今回は生後3か月の発熱症例と精神運動発達遅滞、難治性てんかんで当科フォロー中の25歳女性の顔色不良、呼吸困難を主訴とした救急搬送症例の2例を呈示する。その診断に至るまでの経緯を振り返り、適切な評価と判定、およびそれに基づく介入によって、状態の悪化は回避可能であったのか?ぜひ皆様のご意見をお伺いしたい。