【産業医科大学小児科クリニカルカンファレンス】
日時:令和3年2月8日(月)19:00~
場所:産業医科大学2号館2階2208教室
担当:腎グループ
演者:神田里湖、斉宮真理
テーマ:小児特発性ネフローゼ症候群の治療の現状~ガイドライン2020を紐解く~
要旨:小児特発性ネフローゼ症候群は、小児腎臓病領域において重要な疾患の一つであり、一般診療で経験することが多い疾患である。免疫抑制療法の発達により寛解率の改善や再発の抑制が可能となったが、未だ難治例が存在する。ガイドライン2013の普及は治療の均てん化に寄与したが、急性期の合併症や難治例の長期的な戦略においては、個々への対応が必要であり、苦慮することも多い。 今回のクリニカルカンファレンスでは、急性期にAKIを合併したネフローゼ症候群の一例を紹介し、ネフローゼの急性期の病態について考察する。また新しく改定されたガイドライン2020についても解説する。