日 時: 平成29年11月13日(月)19:00~
場 所: 産業医科大学本館2号館2階 2201教室
担 当: 内分泌グループ
演 者: 浅井 完、齋藤玲子、川越倫子、山本幸代、河田泰定
テーマ:甲状腺機能低下から発見された脳腫瘍の15歳男児例
要 旨: 小児期の脳腫瘍は、成長障害、尿崩症、思春期早発症など、内分泌異常を契機に
診断される場合も多い。その中で、甲状腺機能低下を契機に発見される症例の報告は少な
い。また、後天性甲状腺機能低下症は、倦怠感、食欲低下など症状が非特異的であり、
特に中枢性の場合は甲状腺腫がないため、診断が難しい場合も多い。
中枢性甲状腺機能低下症の診断が契機となり、鞍上部腫瘍が発見された15歳男児例を
提示し、中枢性甲状腺機能低下症の概説、内分泌異常を契機に診断される脳腫瘍につい
て考察する。