11月クリニカルカンファレンスのお知らせ

日 時: 平成29年11月13日(月)19:00~
場 所: 産業医科大学本館2号館2階 2201教室
担 当: 内分泌グループ
演 者: 浅井 完、齋藤玲子、川越倫子、山本幸代、河田泰定

テーマ:甲状腺機能低下から発見された脳腫瘍の15歳男児例

要 旨: 小児期の脳腫瘍は、成長障害、尿崩症、思春期早発症など、内分泌異常を契機に
診断される場合も多い。その中で、甲状腺機能低下を契機に発見される症例の報告は少な
い。また、後天性甲状腺機能低下症は、倦怠感、食欲低下など症状が非特異的であり、
特に中枢性の場合は甲状腺腫がないため、診断が難しい場合も多い。
中枢性甲状腺機能低下症の診断が契機となり、鞍上部腫瘍が発見された15歳男児例を
提示し、中枢性甲状腺機能低下症の概説、内分泌異常を契機に診断される脳腫瘍につい
て考察する。

10月セミナーのお知らせ

日 時 : 平成29年10月26日(木)18:00~
場 所 : 産業医科大学本館2号館2階 2208教室
担 当 : 産業医科大学小児科 血液腫瘍グループ
テーマ:  「頚部リンパ節腫脹」
演 者 : 守田弘美、本田裕子

要 旨 :
“頚部リンパ節腫脹”は通常の外来診療でよく経験する症状のひとつであるが、その原因は細菌などの直接浸潤、感染症に対する反応性腫大、リンパ腫をはじめとする腫瘍性病変など多岐にわたる。診断を確定するためにはリンパ節生検が必須であるが、生検は侵襲を伴う検査で、乳幼児では全身麻酔が必要なことから、その適応は厳密に考慮しなければならない。
今回のセミナーでは、当院で生検した症例を提示し、その結果を踏まえ、適切な初期対応について検討したい。