【産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンス】

 

日 時:平成26年10月20日(月)19:00~

場 所:産業医科大学図書館2階 2201教室

担 当:産業医科大学小児科学教室;腎グループ  森下 高弘、原田 真理  

 

テーマ:難治性ネフローゼ症候群の3歳男児例

要 旨:今回のテーマは、小児特発性ネフローゼ症候群です。小児特発性ネフローゼ症候群は、小児の慢性腎疾患の中で最も頻度が高く、一般病院で比較的治療されている疾患です。その一方で約半数以上が再発し、ステロイドや免疫抑制薬に依存し、専門医療機関でも治療に難渋する疾患でもあります。今回、難治性ネフローゼ症候群の1例を提示させて頂き、さらに小児特発性ネフローゼ症候群について最近の知見を含めてお話させて頂きます。

【産業医科大学 小児科セミナー】

日 時:平成26年10月2日(木)17:30~

場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室

担 当:産業医科大学小児科学教室 免疫・感染症グループ: 小川 将人、 保科 隆之

テーマ:感染症診療における遺伝子解析による原因病原体検索の有用性

要 旨:感染症診療の中で最も重要なことは、早期に原因微生物を特定し、適切な治療を開始することである。しかし、原因微生物同定のために侵襲的処置が必要となる深部臓器の感染症では、すでに抗菌薬が投与されており、検体を採取した際には、病原体が検出されないことも多い。また、気道感染など非無菌部位の感染症では、培養により検出された細菌が必ず起炎菌であるとは限らない。

本セミナーでは、①細菌培養が陰性だったが、採取した検体より抽出した核酸を解析して原因微生物を特定することができた深部臓器感染症例を提示し、無菌部位の感染症における遺伝子解析による原因微生物検索の有用性の確認、②気道に多くの細菌が常在し、感染症発症時に起炎菌同定が困難な重症心身障害児の気道細菌叢を、すべての細菌が保有している16S ribosomal RNA遺伝子を用いて網羅的に解析し、気道感染発症時の喀痰培養結果が有用であるかの検証、を行う。

産業医科大学クリニカルカンファレンス

 

日 時:平成26年7月7日 19:00~

場 所:産業医科大学図書館2F 2208教室

担 当:感染・免疫グループ  五十嵐亮太、小川将人、保科隆之

 

テーマ:川崎病 ~非典型例を経験して~

 

要 旨:

川崎病は小児の熱性疾患の中でも比較的頻度が高く、その診断および治療に携わったことがない小児科医は皆無であるといっても過言ではない。典型例であれば診断は比較的容易であるが、診断基準に含まれるすべての症状が同時期に出現するわけではなく、また、不全型や非典型的な症状が初発症状であることも多いため、診断に難渋する症例も少なくない。さらに標準的な治療に対する反応も様々である。今回のカンファレンスでは、2013年4月以降に当科に入院した川崎病症例の中で、症状や経過および検査値異常の点で非典型的だった症例を提示し、疾患の多様性や病態の違いについての再検討を行う。

 

【産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンス】

 

日時:平成26年6月9日(月)19:00~

場所:産業医科大学図書館2階 2208教室

担当:産業医科大学小児科 血液腫瘍グループ

演者:吉田卓矢、白山理恵、本田裕子 

 

テーマ: 「中枢神経白血病」

要 旨:中枢神経白血病は白血病が中枢神経浸潤をきたしやすいことはよく知られています。特に急性リンパ性白血病(ALL)ではCNS再発予防を行わなければ、50%以上にCNS再発を生じると報告されています。現在、ALLの治療成績は飛躍的に向上し、その5年生存率は90%に達するまでになりましたが、そのひとつの要因が中枢神経予防治療の進歩です。一方、急性骨髄性白血病(AML)におけるCNS白血病の報告はほとんどなく、その予防法や治療法については確立したものがありません。                                       今回は、「治療後に骨髄と髄液に再発したT-ALL」と「初診時からCNS白血病を合併し、治療抵抗性であったAML」症例の二例を提示し、ALLとAMLそれぞれのCNS予防法について概説したいと思います。                        (文責:本田裕子)

日時:平成26年5月12日(月)19:00~

場所:産業医科大学図書館2階 2208教室

担当:産業医科大学小児科学教室 新生児グループ

     金城 唯宗、市川 俊、菅 秀太郎 

                                

テーマ:「輸血後関連壊死性腸炎」

今回のクリニカルカンファレンスのテーマは輸血後関連壊死性腸炎です。壊死性腸炎は、極低出生体重児の約10%(欧米)に発症し、死亡率が高く治療に難渋する疾患です。病態は完全には解明されておらず、免疫学的機序、感染、虚血と再還流、カテーテル留置、過剰な経腸栄養、インドメタシン投与など複合的と考えられています。その中で近年、輸血が壊死性腸炎の独立した危険因子として注目されいます。今回、在胎296日、出生体重768gで出生した超低出生体重児で、日齢29に輸血実施し、同日に壊死性腸炎を発症した症例を経験しました。壊死性腸炎の概説とともに、輸血後関連壊死性腸炎の特徴および推測されている病因を紹介いたします。

【産業医科大学小児科セミナー ご案内】

日 時:平成26年3月13日(木)19:00~

場 所:産業医科大学図書館 2階 2201教室

担 当:産業医科大学小児科学教室

講 師:九州厚生年金病院 小児科部長 宗内 淳 先生  

テーマ: 「小児循環器の画像診断 ~胸写に始まり胸写に終わる~」
    
要 旨: 胸部X線写真は、循環器疾患のみならず小児科日常診療の中で欠かせない基本的画像診断ツールです。1枚の胸写から心大血管形状・肺の性状・胸隔の状態を深く観察することで、疾患の特異性や病勢を判断することが要求されます。今回は様々な小児の循環器疾患の胸部X線写真から読み取れる所見を、血管造影やCTなど他のイメージモダリティーと比較しながら考えてゆきたいと思います。
 

 

関係各位

 下記のように、産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンスを開催いたしますので、ご案内申し上げます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。                                                                       

                 
                  記

 【産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンス】

日 時:平成26年1月20日(月)19:00~

場 所:産業医科大学図書館2階 2201教室

担 当:後藤元秀、宮川隆之
 
テーマ: ウイルソン病
 要 旨: ウイルソン病は、小児期では血液検査の肝機能異常を契機に発見されることが

    多い。    これまで経験した2症例を提示し、小児ウイルソン病の診断治療等をお話

    したい。

【産業医科大学小児科セミナーのご案内

日時:平成26年1月16日(木)19:00~
場所:産業医科大学図書館 2階 2201教室
講師:産業医科大学整形外科 森 俊陽 先生

テーマ:小児の関節疾患について 

要 旨:小児の関節疾患は比較的遭遇する疾患であり、主に下肢に多くみられる。多くは痛みを訴えるが、痛みの訴えがなかったり、もしくは別の部位に痛みを訴えたりすることも少なくないため、診断の鑑別には経験を要する。今回は小児科医師よりご紹介を受けることが特に多い、先天性股関節脱臼、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、単純性股関節炎、化膿性股関節炎、O脚変形などについて、当科で経験した症例をもとに整形外科医から診て頂きたいポイントを踏まえて述べたい。

 下記のように、産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンスを開催いたしますので、ご案内申し上げます。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。                  

                                                      

                 

 

日時:平成25年11月25日(月)19:00~

場所:産業医科大学図書館2階 2201教室

担当:神経グループ 福田智文 石井雅弘 下野昌幸

 

 適切な抗てんかん薬3剤以上でコントロール出来ないてんかんを難治性てんかんと呼ぶ。この様な症例では、正常覚醒睡眠脳波のパターンが消失し知的退行や性格変化が起こり、治療も難渋する。今回我々は、ミオクロニー脱力てんかん発作/Lennox-Gastaut症候群の中間的なてんかん症候群と思われる難治性てんかんに対してケトン食療法を用い、発作が消失し、脳波ほぼ正常化した1男児例を経験した。ケトン食療法を行うためには、医師・栄養士・患者家族がケトン食に精通する必要があり、その敷居の高さから敬遠されることがある。しかし、難治性てんかん患者に対する高い有効性が報告されており、重要な選択肢の1つとして考慮されるべきである。

 

下記のように、産業医科大学小児科クリニカルカンファレンスを開催いたします。

皆様のご参加をお待ちしております。

日時:平成25年11月25日(月)19:00

場所:産業医科大学図書館2階 2201教室

「急性腹症のあれこれ」

北九州市立八幡病院 小児救急センター  長嶺伸治 松島卓哉 市川光太郎

 腹痛は小児の日常診療でよくみる症状のひとつである。そのほとんどはウイルス性胃腸炎などの軽症疾患によるものであるが、なかには絞扼性イレウスのような緊急に外科的治療が必要な疾患も含まれている。しかしながら救急現場における小児の腹痛は、病初期であるために症状が典型的でなく、自らの訴えも乏しいなどの理由から、診断がつかないことも多く、その治療方針について我々をしばしば悩ませる。

 今回はそのような腹痛を主訴に来院した小児患者を複数紹介する。その診断に至るまでの経緯を皆さんと共有することで、明日からの診療の一助になれば幸いである。