6月産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンスのお知らせ

 

【産業医科大学小児科クリニカル・カンファレンス】

 

日時:平成26年6月9日(月)19:00~

場所:産業医科大学図書館2階 2208教室

担当:産業医科大学小児科 血液腫瘍グループ

演者:吉田卓矢、白山理恵、本田裕子 

 

テーマ: 「中枢神経白血病」

要 旨:中枢神経白血病は白血病が中枢神経浸潤をきたしやすいことはよく知られています。特に急性リンパ性白血病(ALL)ではCNS再発予防を行わなければ、50%以上にCNS再発を生じると報告されています。現在、ALLの治療成績は飛躍的に向上し、その5年生存率は90%に達するまでになりましたが、そのひとつの要因が中枢神経予防治療の進歩です。一方、急性骨髄性白血病(AML)におけるCNS白血病の報告はほとんどなく、その予防法や治療法については確立したものがありません。                                       今回は、「治療後に骨髄と髄液に再発したT-ALL」と「初診時からCNS白血病を合併し、治療抵抗性であったAML」症例の二例を提示し、ALLとAMLそれぞれのCNS予防法について概説したいと思います。                        (文責:本田裕子)

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