日 時: 令和3年11月25日(木)18:00~
場 所: 産業医科大学2号館3階 2305教室
演者1: 齋藤 玲子
テーマ: 東京都立小児総合医療センター内分泌・代謝科での研修報告
~スタンダートな診断・治療とは~
要 旨 : 今回、2020年4月から1年間、年間1,000人以上の初診患者が受診する西
東京の中核病院である東京都立小児総合医療センターの内分泌・代謝科で研修をする
機会を頂いた。内分泌・代謝科では、common diseaseだけではなく、稀少疾患も含
め多岐に渡る疾患を主治医として治療させて頂き、疾患毎にチームを組みながら、様
々な経験を積むことができた。
また、ディスカッションを重ねる中で、ガイドラインの解釈が各施設で異なる事を痛
感した。過去の自分の治療を振り返り、ガイドラインを見つめなおす考えるいい契機
となった。今後の診療で還元していきたいと考えている。
1年間の研修を通して経験した臨床の考え方、稀少疾患をみるうえで必要なチーム医
療、臨床研究の大切さに加え、医師として必要な姿勢についても学ぶことが多かった
ため、あわせて紹介する。
演者2: 川村 卓
テーマ: 福岡市立こども病院アレルギー・呼吸器科研修で学んだこと
(+産業医の経験)
要 旨 : 2019年5月から2021年4月まで週1回、福岡市立こども病院アレルギー
・呼吸器科で勉強させていただきました。
食物アレルギーの食物経口負荷試験、アトピー性皮膚炎のスキンケア指導、気管支喘
息の各種検査と病態評価に加え、稀少疾患等も幅広く経験させていただき、多くを学
ぶことができました。
その経験を活かし、5月から産業医科大学でアレルギー外来を開設しており、そこで
行っている現在の診療内容もお示しいたします。
アレルギー診療をしていて「ここがやりがいがある!」という点もお伝えできればと
思います。
また、僭越ながら今後の展望も語らせていただきたいと思います。
加えて、産業医中に学び、小児科診療に活かせると思った知識・経験もお伝えします。