7月クリニカルカンファレンスのお知らせ

日 時:平成30年7月2日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当:感染・免疫グループ
演 者:川瀬 真弓、保科 隆之
テーマ:気管支拡張症の児を発見した場合に鑑別すべき疾患は?

要 旨:気管支拡張症は、何らかの原因で気管支が非可逆的に拡張してしまう呼吸器疾患である。小児期から気管支拡張症を呈することは比較的まれであり、発見した場合は、その原因を精査することが重要である。代表的な疾患としては嚢胞性線維症が挙げられるが、日本人での頻度は極めて低いため、通常の外来診療で巡り合うことはほとんどない。むしろ、原発性免疫不全や線毛機能異常が、気管支拡張症の発見を契機に診断されることの方が多いかもしれない。
本カンファレンスでは、発表者が診療を担当した嚢胞性線維症症例の診断までの経過を通じて、同疾患を疑うべきポイントを紹介する。また、その他の気管支拡張症の原因とそれを疑うべきポイントについても概説する。

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