11月カンファのお知らせ

日 時:平成30年11月19日(月)19:00~
場 所:産業医科大学図書館2階 2208教室
担 当:内分泌・代謝グループ
演 者:池上朋未、桑村真美、齋藤冷子、山本幸代
テーマ:高度高TG血症を呈する高カイロミクロン血症の診断と治療の実際

要 旨:著明な高中性脂肪(TG)血症を呈する原発性高カイロミクロン(CM)血症は、急性膵炎の原因となる重要な疾患で、生涯に渡る脂質制限が必要になるため、適切な診断と治療が重要である。また小児期に発症する高(CM)血症のほとんどは原発性で、原因としてリポ蛋白リパーゼ(LPL)や、その補因子アポリポ蛋白C-Ⅱ(ApoC2)の欠損などが重要である。最近ではGPIHBP1やLMF1,apoAⅤなどの新たな原因遺伝子が次々と同定され注目されている。今回のCCでは、急性膵炎を合併し高TG血症が明らかとなった原発性高CM血症の小児例2例を提示し、その原因と治療について考察を含め報告する。
また、最近話題になっている高TG血症と動脈硬化の関連についても最新の知見を紹介する。

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