【産業医科大学小児科セミナー】
日時:令和4年4月7日(木)18:00~
場所:産業医科大学2号館2階2208教室
担当:感染・免疫グループ
演者:神田里湖、川村 卓、田中健太郎
テーマ:食物蛋白誘発胃腸症
要旨: 食物蛋白誘発胃腸症は食物抗原によって嘔吐、血便、下痢などの消化器症状が出現する非IgE依存性消化管アレルギーである。本邦では2000年頃から増加し、発症率は0.21%と報告されている。一般小児科診療としても遭遇しうる疾患であるが、病態や診断・治療に関して未解明な部分が多い。本発表では食物蛋白誘発胃腸症の概要、現在のコンセンサス、当院で経験した症例を提示し、加えて病態・診断などに関する知見を紹介する。